
サカタのタネが開発したジニア「Profusion Double White Improved」が、アメリカの権威あるAll-America Selections(以下、AAS)において、2026年度のゴールドメダルを受賞しました。一つの名を冠したシリーズ(Profusion / Profusion Double)が5個のゴールドメダルを受賞するのはAAS史上初です。
「Profusion Double White Improved」は、従来品種よりも大輪で、花弁数も多くなり、開花持続性が優れており、見ごたえのある花を長期間楽しめることが最大の特長です。今回のAAS審査では、こうした品種特性に加えて、純白の花色、従来品種よりも開花が早く、花数が多いこと、耐暑性に優れた丈夫な株、早生性や株のそろいなどが高く評価されました。
「Profusion / Profusion Double」シリーズは、一重咲きと八重咲きそれぞれで幅広い色の品種があり、耐病性や耐暑性、シリーズ全体の草姿のそろいに優れ、世界中の生産現場やガーデニングシーンで高い信頼を得ているジニアのトップブランドです。
AASは、1932年に発足した、花や野菜の優良新品種の選定や普及を行う非営利機関で、全米およびカナダ各地の試験場で厳正な公開審査を行い、優れた品種に「National Winner」や特定の地域での評価に対する「Regional Winner」の称号を授与しています。その中でもゴールドメダルは、特に画期的で卓越した性能を持つごく一部の品種だけに、数年に一度のみ与えられる最高位の賞です。